阿部慎之助の引退は今年？可能性について考える

ジャイアンツ一筋18年目の阿部慎之助選手は今年は活躍できるのか？成績によっては引退してしまうのか？考えをまとめてみました。

今年で引退する可能性は低いと思います。

オープン戦は絶不調で、開幕戦のスタメンは事前に発表され、ファーストのポジションは若手の岡本和真選手にゆずって、阿部選手は代打待機になりました。

しかし、阿部選手の力はどこかで必ず必要になってきます。理由は、まずは岡本選手が1年間フルに出場して成績を残したことがまだ1度もないことです。

ジャイアンツの将来を考えれば、成績が出なくても我慢して岡本選手を使い続けるべきでしょうが、ジャイアンツは常に勝利を求められています。

あまりに成績が出ない場合には阿部選手にもスタメンの出番がまわってくるでしょう。また、交流戦は指名打者制があるので、阿部選手はさらに出番が増えてくるはずです。

去年もオープン戦は絶不調でしたが、開幕したら絶好調になりました。ただ、年齢を重ねたせいか、調子に波がありすぎるので1年間フルに働くのは無理でしょうが、適度に休養を与えながらであればまだまだ働けるはずです。

阿部選手は現在39歳で、来季には40歳になります。投手で40歳をすぎてもバリバリ働いている人はけっこういますが、打者でとなるとかなり少なくなっています。

パッと思いつくのが広島の新井選手ぐらいです。阿部選手は2013年に30本を超えるホームランを打って以降、成績は下降線をたどっています。

それでも入団した2001年から17年連続で2桁ホームランを打っているのはすごいことです。絶頂期からみれば、最近の成績は物足りなくみえても仕方がありません。

ただ、入団時からのチャンスに強い打撃はいまだに落ちていません。今年は、若手の台頭もあって、例年に比べれば確実に出場機会は少なくなることでしょう。

代打の機会が以前よりも増えるはずです。しかし、そのポジションで結果を残していけば、まだまだ必要な戦力です。キャプテンもやった選手ですので、自分が今どの位置づけなのかは十分に理解していると思います。

与えられた役割をしっかりやっていれば、来年も現役でいることでしょう。役割に納得できず、辞めるということはないはずです。

阿部選手はルーキーの時、この先ずっと使われ続ける選手だろうと、当時の長嶋監督が我慢して1年間使い続けました。その結果、17年もの間、ジャイアンツのレギュラー選手であり続けました。まだ力はあるはずなので、今年1年がんばってほしいです。