RADWIMPS

今ではすっかり国民的バンドとなったRADWIMPSですが、数年前までは地上波のテレビ番組に頑なに出なかったことで知名度はその才能と全く比例していませんでした。

そんな中、彼らはこれまで本当にたくさんの名曲を生み出しています。

2006年12月6日に発売された彼らの4枚目のアルバム「RADWIMPS 4〜おかずのごはん〜」の3曲目、「05410-(ん)」。

この暗号のようなタイトルの楽曲もファンにとても愛されている曲の一つです。このタイトルに隠されたメッセージとは一体どういうものなのでしょうか。

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「05410-(ん)」の読み方は?

こちらのタイトル、RADWIMPSファンなら余裕なんですが、初見だと読み方も意味もわけがわからないですよね。

実はこれ、数字の羅列の語呂合わせで、RADWIMPSのタイトルにいくつかあるパターンなんです。いわゆる昔のポケベル読みというやつですね。

今でこそあまり言葉遊びのタイトルがなくなりましたが、ファンはこういう読めないタイトルほど洋次郎らしくてワクワクしちゃうのです。

数字の部分が「05410」=「おこしてん」。そして「-(ん)」はそのまま、(ん)を引くという意味です。
つまり、このタイトルの読みは「おこして」。

歌詞の中に「Wake me up」というフレーズがたくさん出てくるところからもわかるように、「起こして」という意味ですね。

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「05410-(ん)」の歌詞ってどういう世界観なの?

この楽曲はRADWIMPSのボーカルで作詞作曲を担当している野田洋次郎さんが当時の彼女に対して歌った歌です。

彼の書く恋愛の歌詞はほとんどが実体験が元になっていて、この「05410-(ん)」の、“5度目の別れ話”や“忍法・記憶喪失”もまさに実体験。

というか、これはその当時の彼女に別れを切り出された時に野田さんがその彼女に宛てて綴ったラブレターのようなものですね。

彼はこの楽曲が収録されている4枚目のアルバムが出た後のライブで、自分はこれまで3枚のアルバムを費やして一人の女性に告白し続けてきたと言っていました。

つまり、この楽曲は野田洋次郎がフられた彼女に対しての未練をタラタラ垂れ流している歌なのです。

あとがき

愛する彼女への強い想いに突き動かされるように等身大で赤裸々で、迷いのないたくさんのラブソングを作り上げてきたRADWIMPS。

そのRADWIMPSのスタイルは4枚目のアルバムで一旦終わりを迎えます。つまりこの「05410-(ん)」に込められた野田さんの願いは彼女に届かなかったわけですね。

私は今でも野田さんがこの当時の彼女と戻ってくれることを心のどこかで祈っていたりします。

それほどに、彼女に告白し続けてきたという3枚のアルバム分の時間に出来上がったRADWIMPSのラブソングは心を揺さぶるものでした。

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