熟成肉(エイジングビーフ)が最近話題になっています。昔からよく「腐れかけのモノはおいしい」という言葉があるように、普通の肉よりもうまみが強いそうです。
しかし熟成肉にはある問題があります。それは衛生上本当に問題がないのか?という問題です。
熟成肉は決められた熟成期間や処理のしかたがありません。なのでお店ごとに異なった方法でお肉を熟成しています。
そして昨今の熟成肉ブーム。「熟成肉」という修飾語が欲しいために衛生管理が不十分な物を口にしてしまい健康被害に遭う危険性があるとニュースになりました。
熟成肉はとてもおいしいですが高価なためしょっちゅう食べれる代物ではありません。そんな時にとても安値で熟成肉が食べられると思ったら・・・。手を出してしまうこともありそうです。しかし冷静に思うと衛生的にはどうなのかなと思ってしまうのも事実です。
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きちんとしたところで食べる熟成肉は危険ではないと思います
「熟成肉=危険」というわけではないと思います。確かに長期間保存するということは雑菌などが増えてしまうと思います。しかしきちんとした管理で熟成されてるお肉はリスクは少ないと思います。
今現在熟成肉は独自のルールで成り立っているのが問題
熟成肉を本気で扱ってる店は、衛生面も食中毒にならないかどうかもしっかり独自で見極めてると思います。
しかし熟成肉に対して国で決まったルールは今現在ありません。
極論を言えば適当に放置をして腐りかけ寸前のお肉や賞味期限寸前のお肉を売るためにあえて「熟成した」という言葉を使って売ることも可能だと思います。
世の中にはお金が稼げれば何をしたってよいと思ってる人は少なからずいます。
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一番困ることは食中毒などで死亡事故が起こり、熟成肉そのものが禁止になること!
ユッケ問題を覚えている方ならどうなるかわかるのではないでしょうか?
ユッケは確かに美味しかったですが、衛生面をきちんとしていないお店が食中毒を起こしてしまい死亡事故に繋がってしまいました。
その結果生レバーやユッケが禁止になってしまったということがありました。このままきちんと法整備をしないと熟成肉も同じ道をたどると思います。
とても安い熟成肉にはそれなりのリスクが伴ってると私は思います。消費者もブームだからという短絡的な思考で熟成肉に飛びつかないほうがいいと思います。
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