先日藤井聡太六段と杉本昌隆七段との師弟対決が話題なりましたが、その時師匠の杉本昌隆棋士の何げない気配りをしていたという話をご存知でしょうか?
前から杉本昌隆棋士は気配りの人として有名でしたが、そういう彼の何気ない仕草はどこか見習いたいと思います。
私は気配りに関して自然にできずに意識しないと気づかないことが多いです。本当の気配りの人というのは無意識にそういう行動ができるのだと思います。
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杉本昌隆棋士が見せた気配りとは?
杉本昌隆棋士は王将戦の対局室に入室しようとした時にまだ藤井聡太棋士がいませんでした。
それに気づいた杉本昌隆棋士は入室せずに藤井聡太棋士が到着するのを待ってから入室しました。この行動の気遣いのポイント気づくことができるでしょうか?
今回師弟対決ということでかなり注目されている一戦でした。もし万が一杉本昌隆棋士が気づかずに先に入室していたら世間の人はどう思うでしょうか?
「師匠より後に来るなんて無礼だ!」
これだけでも師匠はやっぱりすごいなと思うところなのですが、彼はさらに丁寧な気配りをします。
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入室しなかった理由もスマートで格好いい!
その時の彼の行動がスマートです。入室しようとして入らなかったらとこか不自然です。マスコミなどにも気づかれて師匠より先に来ない藤井聡太棋士に対する批判が出る可能性もあります。
そんな彼のとった行動は実にスマートでした。
「コート置き場はどこにあるの?」
と、藤井聡太棋士を待っているのではなくコートを置く場所を探しているふりをして入りませんでした。
その後自然に2人で入室して対局は始まりました。弟子より先に入らないように、不自然なく立ち振る舞った杉本昌隆棋士の行動。
気配りをする人の半分以上は「感謝をされたい!」「お礼を言われたい!」「尊敬されたい!」などの理由で気配りをする人は多いと思います。でもそれは本当の気配りではないと私は思います。誰にも気づかれないように相手を思いやる気配り。これこそが本当の気配りだと思います。
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