仮想通貨取引所「coincheck」で顧客から預かっていた仮想通貨「NEM」が流出した件で、運営元のコインチェック(東京都渋谷区)は1月28日、対象となる顧客約26万人に日本円で返金すると発表した。総額は約460億円で、原資は自己資金でまかなうという。補償時期や手続き方法は検討中としている。
というニュースが流れてきました。多くの方が今回の問題はおそらく返金されることはないと思って投資した方は大損してしまうのではないかという流れがありましたがまさかの返金対応!
返金されればいい・・・?本当なのでしょうか?
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返金されるのは本当?
これに関した何ともいえません。公式発表でそのような発言があったから返金されると言われているだけです。実際今現在で返金はまだされていませんので。
これには色々意見がありますが、自己資金で保証するという言葉が気になります。460億円も自己資金で返すことができるのでしょうか少し疑問に思ってしまいます。
返金されるだろうと思う人は被害に遭われた方で「そうであって欲しい」希望的観測でそう思ってる方が多いです。
被害に遭われてない方でこの問題を遠くから眺めてる人からすると「簡単に460億円も保証できるか?」と思うと疑問に思ってしまいます。
ただ公式発表で返金するという意思を示したことは朗報かもしれません。もう返せない!どうしょうもない!と公式で言われるよりはずっとマシだと思います。
返金されても損という理由は?
通貨取引所「Zaif」(テックビューロ運営)のレートを参考に、売買停止時(26日午後0時9分)から補償方針のリリース配信時(27日午後11時)までの加重平均価格(88.549円)を採用するとしている。
ここでのポイントは88.549円というレートで日本円として返金するという話です。ちなみに事件発覚前のレートが100円を超えてました。
100円だった価値のものが88.5円になって帰ってくると思えばどう考えても損をしてしまいます。
さらに言えば今現在(1/28:9時)の相場は115円だったりします。もし何も起こらずに持っていたらがっかりしますよね?(まあこの相場になっていないと思いますが)
そして強制的に円に変換されてしまうという問題があります。例えばNEMが一番高かった200円のときに買ってしまった顧客もいると思います。
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返金されると聞いて喜んでる人はなぜ損をするのに喜んでいるのか?
流出問題が発覚した時に多くの方は「全額を失ってしまう」と思ってました。
それが仮に返金された場合ある程度の損害はあるかもしれませんが多くの方が痛い目を見た程度で済むならそっちの方がましだと考えているからだと思います。
「お前100万円払え!何出せない?しょうがないな12万円で勘弁してやるよ!」
一番の神対応はNEMでそのまま返すこと!
顧客が一番喜ぶ対応は日本円で返金せずNEMで返金することだと思います。そうすれば今回の騒動で逆に得になる方がほとんどだと思います。
この問題が解決するにはまずきちんと顧客に返金されることだと思います。返金が始まってからやっと被害に遭われた方は心が落ち着くのではないでしょうか?それはでは眠れる日が続くのでしょう。
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