2017年11月1日、米津玄師さんが約2年1ヶ月振りとなる4枚目のアルバム「BOOTLEG」をリリース
しました。
このアルバムはタイアップ曲や提供曲が満載で、人と作業するのが苦手でボカロPとして生きた米津玄師がその世界から外へ出て人と関わったからこそ完成したアルバムと言えます。
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爱丽丝の読み方は?
このタイトル、なんて読むんでしょう。
検索しようにも日本語の漢字の読みを調べるように別の読み方で入れてみる事もできないし辞書にも載ってないし、歌詞の中に出てくるわけでもない…
見覚えのないこの三文字、なんだか不気味な感じもしますが、実はこれ「爱丽丝」と書いて「アリス」と読み、中国語で書かれた場合の人名「アリス」を意味します。
爱丽丝というタイトルにした理由とは?
これは米津さんのお友達のタトゥー入れ墨士であるCHiNPANさんのインスタに投稿された写真がきっかけなのだそうです。
首に貼ってあったタトゥーシールの三文字に影響を受けた米津さんがそのまま曲のイメージを膨らませていったことから、そのままその三文字をタイトルに採用したようです。
こんな風に曲が生まれるいきさつを惜しみなく教えてくれるのも米津玄師さんらしいところです。
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「爱丽丝」ってどういう曲?
「ウィルオウィスプ」はブレーメンの音楽隊、「シンデレラグレイ」はシンデレラ、そして「爱丽丝」はその名の通り不思議の国のアリスに重ねた歌詞が出てきます。
ここのフレーズは米津さん自身がボカロの世界にほとほと飽き飽きしていたと語っていたことにつながっていく気がするのです。
メゴラとは1920年代に製造されていたモーターサイクルだそうで、魔女はほうきではなく新しい乗り物でもなく古いモーターサイクルに跨って「この街はもう駄目だ」と言っています。
星とタイヤはおそらくツイッターのお気に入りとリツイートのマークのことで、つまりこの歌詞はツイッターの炎上のことではないでしょうか。
こんな日々すらというのは、アリスの世界のようにボカロをおとぎの国と例えたものの、今人のたくさん乗るメトロに乗り、人と関わり自身の声で歌っている日々すら夢幻だったらどうしようかと言っているように思います。
この曲は米津さんが飲み仲間と一緒にレコーディングした曲ということで、お酒を呑んで酩酊しながら想像を膨らませている様を描いたのかもしれません。
とても気持ちの良いバンドサウンドになっていますが、どこかボカロっぽさがある気もします。
私は米津さんのこういったホームランバッター的な確実に気持ちよくしてくれる曲が大好きです。
歌詞についても完璧に仕組まれたようなセンスのある言葉の数々。
まとめ
「爱丽丝」はそのタイトルだけでなく歌詞の内容も謎に満ちたメッセージが込められている事がわかりました。
この「爱丽丝」にしろ「砂の惑星」にしろ、ボカロ界へのメッセージでもある気がします。
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