米津玄師
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000007551.html

不自然死の謎を解剖医という職業を通じて解き明かしていくという難しい内容に取り組んでいる金曜ドラマ「アンナチュラル」。

そのドラマを盛り上げているのが米津玄師さんの歌う「Lemon」です。その曲のPVのある謎が話題になっています。

それは、PVに出演する米津さんがハイヒールを履いていること、そして劇中で踊る女性が逆再生で表現されているのではという点です。

今回はその2つの謎を私なりに考えてみました。

ヨシノブ笑

PVを見ると色々な伏線がありそうな深い内容なんですよね?私なりに解釈してみましたがこれが正解というわけではないと思います。


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米津玄師さんはPV中にハイヒールを履いている理由を考察

PV内で教会の椅子に座る米津玄師さんはハイヒールを履いています。

こんなに背の高い男性がハイヒールを履いているのには違和感を感じずにはいられないのですが、このPVでハイヒールを履く事は米津玄師さん自らが願い、実現したそうです。

その事から、このハイヒールには米津さんなりの「Lemon」の世界に関係する大きな意味が隠されていると推測されます。

このPVの舞台は教会で、テーマはレクイエム、つまり死者が安らかでいられるようにとの願いが込められている事になります。

そこから考えると、おそらく米津さん演じる男性が死んでしまった女性に対しての想いを歌っていると考えるのが妥当だと思います。

その女性もまた、ハイヒールを履いていますね、つまりこのハイヒールはこの女性の象徴なのではないでしょうか。

男性がハイヒールを履いているのは、実際に教会で履いているのではなく、切り分けた果実の片方の様に、離れることに違和感があり縛られている心を表現しているように思えます。

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女性ダンサーは実は逆再生だった理由とは?

ダンスを踊る女性の姿が印象的なPVになっていますが、このダンスシーンが逆再生という面白い演出で表現されていると話題になっています。

「あたしはゆうれい」という過去の米津さんの作品の中にも檸檬というフレーズが使われていますが、これについて本人があるインタビューで檸檬は叶わぬ恋の象徴であるという旨の発言をしていました。

つまり、レモンは恋する主人公と亡くなった女性のお互いを想う気持ちと私は解釈しました。苦いという表現は、死という形で引き裂かれた辛い恋を表しているのではないかと思います。

女性が横になり、ハイヒールに手をかけるシーンがありますが、これはハイヒールを脱ぎ捨てる事ができない、切り分けた果実の片方を男性がハイヒールを履いているのと同じように表しているのではないでしょうか。

そして、逆再生というのは、戻れないという悲しみの表現のように見えます。

ダンスの後、教会に座る米津さん演じる男性の目の前に彼女が座り対峙しますが、男性には彼女の姿が見えていないようでした。

つまり、死という別れに直面してしまうといくら時間を戻そうとしても戻れないということの表現なのではないでしょうか。

まとめ

「アンナチュラル」というドラマの内容、そして「Lemon」の歌詞の内容から、このPVは愛する人との死別が表現されていると感じました。

ハイヒールは切り分けた果実の片方。逆再生は戻れないことの象徴なのだろうと思います。

→ 米津玄師が歌うLEMONのPVを考察!「ウェッ」の意味は?

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